子どもに早くから学習習慣をつけたいけど、2歳息子は座学に興味を示さず無理…。
でも何かしてあげたい、何が出来るのか。と考えていた時に参考になった本を見つけました。

私なりの要約(=自分用のメモ)になるので、気になった方はぜひ読んでみてください

内容
この本は「中学受験のための基礎力」を家庭で伸ばす方法を、特に低学年~中学年のお母さん向けに書かれたものです。
学習テクニックというより、子どもの能力を育てる「土台づくり」についてまとめられています。
第1章 「学力の土台」は家庭で育つ
- 子どもの学力は塾だけでなく家庭での生活・会話から生まれる
- 中学受験に必要なのは「5つの能力」
- 集中力
- 理解力(文章や話の意味をつかむ力)
- 表現力(考えを言葉・文章にできる力)
- 計画力
- やり抜く力(粘り強さ)
- これらは低学年のうちから家庭で鍛えられる
第2章 低学年でやっておきたいこと
- 「読み・書き・計算」は早めに土台をつくる
- 文章題に強い子は「自分の言葉で説明できる」習慣がある
- 図鑑・新聞・絵本をバランスよく読むと世界が広がる
- 遊びの中に「数・図形感覚」を入れる(折り紙、ブロック、パズル)
第2章の内容(詳しく)
1. 読み・書き・計算の基礎づけ
- 小学校低学年のうちに「音読・漢字練習・簡単な計算」を習慣化する。
- 長時間やる必要はなく、毎日5〜10分でも継続することが大事。
- 特に「計算の速さ」よりも「正確さ」を重視。
- 書き取りは「ただ写す」ではなく、声に出して読む+書くことで記憶が定着。
2. 語彙力・表現力を増やす
- 絵本・図鑑・新聞記事など、多様なジャンルを読む機会をつくる。
- 親子で読み聞かせ → 「どこが面白かった?」「どう思う?」と一言で感想を言わせる。
- 言葉遊び(しりとり、カルタ、早口言葉)で「楽しみながら語彙を増やす」。
- 好奇心に応じて図鑑(恐竜、昆虫、宇宙など)を徹底的に読ませるのも◎。
3. 数・図形感覚を養う遊び
- 折り紙:折り方の手順を理解し、図形感覚や空間把握力を育てる。
- ブロック遊び(LEGOなど):立体構造を作ることで論理的思考を刺激。
- パズルや迷路:粘り強さ・集中力を養う。
- トランプ・サイコロ・すごろく:数の概念や確率感覚を自然に身につけられる。
4. 理科・社会の芽を育てる
- 日常生活の中で「観察」を習慣にする。
- 天気図や気温を毎日見る
- 植物を育てる(水やり・観察日記)
- 虫の生態を調べる
- お手伝いの中で学ぶ:
- 料理=重さや量の単位
- 買い物=お金の計算や消費税の理解
5. 勉強=楽しいという感覚を育てる
- 「机に長時間座らせる」より「短い時間を集中して楽しむ」ことが大切。
- 学びをゲーム化する(タイマーで「何分でできるか挑戦」など)。
- 親が「できたね!」「工夫したね!」と努力を肯定する声かけを意識。
第3章 親の関わり方で伸び方が変わる
- 間違いを責めず「なぜそう考えたの?」と問い返す
- 親が正解を言うのではなく、子どもが言葉で説明するのを待つ
- 褒め方のコツ:結果ではなく「取り組み方」を褒める
(例:「最後まで考えたね」「工夫したね」) - 親が不安や焦りを見せると、子どもは勉強嫌いになる
第4章 家庭学習の工夫
- 家庭学習ノート
→ 1日の学びや気づきを記録させる。親子で振り返る - 日記や意見文を書く練習
→文章力を育てるには「短く日記を書く」「意見を一言書く」 2〜3行でもOK - ニュースや本を親子で要約=読解力を育てる
→ 「一言でいうとどういう話?」と考える習慣 - 計算練習は速さより正確さ
→ ケアレスミスを減らす習慣づけ - 生活を教材にする
- 買い物で「100円玉が何枚で300円?」
- 料理で「200mlを2回で何ml?」
- 天気図や気温を観察して理科の芽を育てる
第5章 学年別のアプローチ
- 低学年(1〜2年)
- 勉強=遊びの延長でいい
- 机に向かう習慣だけはスタート
- 中学年前半(3年〜4年)
- 学習のリズムをつくる
- 図形・文章題など「考える系」を少し増やす
- 高学年(5年〜6年)
- 自分で計画を立てる練習
- 「どうしてそう考えたか」を論理的に説明する練習
第6章 親が陥りがちなワナ
- 「うちの子はできない」と決めつける
- 結果だけを褒める/叱る
- 塾任せで家庭では学習に無関心
- 過干渉になり、子どもの主体性を奪う
本の結論的メッセージ
- 中学受験の成功は「家庭で育つ基礎能力」にかかっている
- 親は“監督”ではなく“伴走者”であるべき
- 「好奇心を育てる」「自分で考え、言葉にできる力を伸ばす」ことが最重要
ポイント(著者が強調すること)
- この時期の学びは「詰め込み」ではなく「遊びと生活の中に自然に仕込む」こと。
- 子どもが「もっとやりたい!」と思える環境をつくることが最優先。
- 中学受験の土台=学びを楽しむ力+基礎的な読み書き計算。


いかがでしたか。我が家も参考にします。
忘れたころにまた読み返して、基礎力を高めていきたいですね